新教科「道徳」の研究授業を実施しました。

9月9日（土）9時30分から名古屋市教育委員会教師力向上主任支援員の安井隆先生をお迎えし、来年度から小学校で実施される教科「道徳」の研究授業が行われました。対象児童は、小学校２年の２０名、授業研究の参加者は椙山大学を卒業し、小・中の現職の先生を対象に限定したところ５０名が参加しました。新しい教科の教え方、展開の仕方を授業を通して学びました。

題材は童話「泳げないりすさん」をテーマとし、４匹の動物の動きによるそれぞれの心の動きを理解し、児童に多面的方向から理解に導くといった内容です。先生は、手作りの絵を黒板に貼り、児童一人ひとりの意識を高める工夫が随所に満ちた授業展開でした。

具体的で分かりやすく、児童も生き生きと手を挙げ、先生の言葉に反応していたのが印象的でした。

児童も二年生ながら落ち着いて、先生の一言一言を聞き洩らさないようにし、一心に考える姿に感動さえ覚えました。このような小学生に育てている母校の姿に誇らしさを感じました。

参加の先生方も新しく実施する内容を真剣に学び、授業後の講演会では子供に価値観を多面的・多角的に捉えさせ、授業を通して自己を見つめ、発達させるための授業指導を考えることを改めて感じたことと思います。