同窓生の活躍

和紙スイーツ 倉 美紀さん

プロフィール

1988年 椙山女学園大学 家政学部 被服学科卒業
1990年 建材商社在職中、ショーウィンドーを創作紙人形で飾ったことが、和紙とイメージ表現の楽しさに触れるきっかけとなる。
1997年~ 造り教室のケーキ講師として7年間所属。
その間、独学で「和紙スイ ーツ」を創る。
2007年 個展・教室活動を始め、和紙を用いてお菓子から広がるイメージを表現する。

現況報告(卒業~現在)

大学で好きな分野を学び、その後も自分の「好きなこと・手作りの楽しさ」と共に歩んできたように思います。大学で学んだ服飾。在職中に機会をもったウイ ンドーディスプレイでの創作紙人形。そしてもともと好きだった洋菓子。独学でたどり着いたオリジナル作品「和紙スィーツ」は、大好きな「紙・色・お菓子」 が重なってできたアートです。現在は個展と、和紙・洋菓子の二つの教室をしながら、「手作りの温かさ」を届けていけたらと・・・活動しています。

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椙山の思い出

洋服から着物、刺繍、編み物・・・と、様々な服飾を学び、いつも宿題に追われながらも楽しく充実した大学生活でした。特に4年生の研究室時代は、「一つ のテーマにじっくり取り組む」初めての貴重な経験でした。当時「卒業論文」は手書きでしたので、何度も先生に赤ペンで直して頂き、その時の経験が社会人に なって報告書を作成する際、大変に役立ちました。
また謝恩会の委員をし、被服科ならではの初めての「ファッションショー」を皆で作り上げたことも、今も華やかな思い出として心に残っています。

同窓会に対して、同窓生にむけてなど

在学中お世話になった教授にその後もご縁を頂いたことで、卒業後も何度か大学を訪れ、後輩の皆さんとお会いする機会を持ちました。生き生きと学ぶ後輩の姿は頼もしく、輝いて見えました。
また共に学んだ同級生とは、今も時々会いながら刺激を頂いています。
大学で学んだこと、心に留めた想いが、それぞれの道で豊かに広がってゆくことをお祈りしています。


作品1.「光のレモンパイ」

在校生に向けて

私は31歳の時、初めて「夢」を持つことの大切さに気づきました。
夢を持ち、夢に向かい、夢を実現する喜びは、生きる時間を豊かに彩ります。
夢に大小や優劣はなく、自分がたどり着けるたった一つの場所があるように思います。
若い豊かな感性で、学び、感じ、迷いながらも、自分の大切な想いを心に留めていって下さい。


作品2.「スイーツ・ヴェール」

新たな100年に向けて、椙山への思い

椙山の卒業生であることを今も誇りに思います。
豊かな環境の中、これからもたくさんの女性が学び、輝いていくことをお祈りしております。


作品3.「ケーキな街」
2010年椙山デザインフェスティバル出展